2019年06月20日

シンメトリー



先週の日曜日は時間が出来たので建物探訪をしました。
近くの神社や寺を見て回りましたが
シンメトリー=左右対称の外観が多いです。

住宅の立面を考えるとき、
シンメトリーで成り立つ立面はとても難しいです。
特に窓の配置は難しい・・・
形に安定感はありますが、逆に単調にもなりやすい形です。
逆にアシンメトリー=左右非対称の方が形がとりやすい時もあります。

住宅も神社や寺のような安定感のある立面が理想です。

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2017年10月22日

暖房の種類



信州は冬寒いので、暖房方式の提案が不可欠です。
暖房器具は暖め方によって
@対流式
A輻射式
B伝導式
に分かれます。
@対流式
 暖房器具が暖かい空気を出し、循環する事によって部屋を暖めるもの
 エアコン・石油ファンヒーター・ガスファンヒーター・・・
 短期間で空気そのものが暖かくなるので、部屋全体を暖めるのに適しています。

A輻射式
 暖房器具自体が発熱する事で周囲を暖めるもの。
 石油ストーブ・パネルヒーター・床暖房・・・
 足元から暖めてくれる床暖房は底冷えするのを防ぎ、体感温度が高くなります。

B伝導式 
 発熱体で直接、体を暖めるもの。
 ホットカーペット・こたつ・・・

このように暖房と言ってもいろいろな種類があり、選択はなかなか難しいものです。
設計工房 悠では輻射式である、床暖房やパネルヒーターを採用する事が多く、
対流式であるエアコンは、どちらかと言うと夏の冷房として付ける事が多いですが
最近のエアコンは省エネ性能が上がっているので冷暖房としても魅力的です。
また、このところ輻射熱方式?の『薪ストーブ』を採用する事が多くなってきました。
薪の調達さえ出来れば、ランニングコストは0です。
またインテリアの一部としても魅力的なものです。


以下は悠で採用した薪ストーブの事例です。
  
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イニシャルコストとランニングコストのバランス、どの様に部屋を暖めたたいか?等で
いろいろな選択が考えられます。

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2017年10月18日

語る 人生の贈りもの



朝日新聞に建築家の安藤忠雄さんが
『語る 人生の贈りもの』という連載を書かれています。
全13回で毎回、楽しみにしています。
難解な文章ではなく、とてもわかり易いです。

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建築設計の仕事を選んだのも安藤忠雄さんの影響が大です。
足元にも及びませんが、
建物や展覧会を見たり、
著書を読んだり
講演会を聴いたり・・・
いつも刺激を頂いています。

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現在、国立新美術館で、安藤忠雄展『挑戦』も行われています。
是非、時間をとって行きたいと思っています。

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2017年04月10日

「“しゃあない”を生きぬく」



安藤忠雄さん。
学生の頃からもっとも憧れている建築家です。
先週、NHKに安藤さんが出演されていました。
がんで5つの臓器を全摘した今も仕事を続けているそうです。
幾多の困難を「しゃあない」と受け入れ、
その状況に応じて工夫する生き方をさらっと話されていました。


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2017年03月05日

コンクリートブロック造



先日、朝の散歩の途中で
コンクリートブロック造の納屋?を見つけました。

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なかなか良い感じでした。
京都に安藤忠雄さんの設計した『TIME’S』という
商業建築があります。
京都に行った時は必ず見に行く建築ですが、この建物も
一部、コンクリートブロック造です。

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素材の感じが好きです。
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2016年11月19日

朝日村の小屋



先日、現場の帰りに見つけた『小屋』

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2016年03月27日

安曇野ちひろ美術館



午後は家族で『安曇野ちひろ美術館』(内籐廣氏設計)へ
今日は長野県民入館無料デー

『ちひろ ―その心、花にたくして』展を見てきました。

素晴らしい美術館です。


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2015年11月21日

井口喜源治記念館



以前から気になっていた『井口喜源治記念館』に行ってきました。
安曇野市の穂高駅の近くにある、昭和44年に出来た小さな記念館です。
想像以上に魅力的な建物でした。

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安曇野市穂高に生まれ、明治31年に私塾『研成義塾』を創設された方です。

建物の主要構造はRCですが、
方形屋根が乗っている和室部分は、
S造?の隅木とかぶら束?、
その上の垂木と化粧野地板は木造です。

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篠原一男さんの『から傘の家』を想像させます。
設計は岡谷市の方、施工は竹中組(工務店)だそうです。


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現在、実施設計中の『鼎の家』も方形屋根の部分があるので参考になりました。

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2015年07月16日

複合機・・・壊れる



5年間使っていたインクジェット複合機が壊れました。
コピー、プリントアウト、スキャナーそれとファックスも出来たので
とても重宝していました。
大手家電量販店の5年保証も今年4月で終わっていたので、
買い替える事にしました。
そこで悩んだのがファックスをどうするか・・・
ほとんど使わないのですが、時々ファックスでやりとりをする事も
あるのです。
しかし、ほとんどがメールでのやりとりなので思い切って
ファックスは使わない事にしました。

という事で設計工房 悠へのお問い合わせ等は
メール、電話、手紙でお願いたします。


新しく購入したCanon PIXUS MG7530 
なかなか良いです。(しかも安い)


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2015年05月28日

簾戸



義母から小倉のマンションのリノベーションの写真が届きました。
5月のGWの時には入っていなかった簾戸が入ったようです。

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簾戸(すど)
簡単に言うと簾(すだれ)をはめ込んだ建具のことで、夏障子とも呼ばれています。
衣類の衣替えと同様、六月になると障子や襖(ふすま)のかわりに取り替えて、暮らしを夏向きに整えます。
簾が強い光を遮ってくれるため、室内は涼しく、
簾の隙間から入る風はゆるやかに吹き抜け、
目にもすがすがしい風情が一層涼しさを感じさせてくれます。
中から外の景色は見えますが、外から室内は見えません。
採光と通風を確保し、プライバシーも守る優れモノです。


最近、簾戸を入れた住宅はありませんが、
以前は『明科の家』(2007年)『Mさんの家』(2008年)で入れました。


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2015年04月21日

『戦後日本住宅伝説』展



松本市美術館で開催されている
『戦後日本住宅伝説』展に行ってきました。

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丹下健三氏の『住居』(1953)から安藤忠雄氏の『住吉の長屋』(1976)まで、
16の名作住宅が展示されています。
写真、模型、図面どれも見ごたえがあります。

特に印象に残ったのが、
増沢洵氏の『コアのあるH氏の住まい』
とても上品で慎ましい、気持ちの良い住宅です。
また増沢さん本人による手書きの図面はとても美しいです。

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安藤忠雄氏の『住吉の長屋』
大学1年時の一番最初の設計課題の時に図面や写真を何回も見た建物です。


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2014年12月11日

何だ?




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安曇野市に出現した(もうすぐ完成)巨大パチンコ店だそうです。
今日、建築パトロールをしていて発見。
安曇野市で建築中と聞いていましたが、その大きさにびっくり。
完成すれば長野県一の大きさになるとか・・・

都市計画法や安曇野市で定めた土地利用基本条例では建築可能な場所なのですが・・・
「法律的に問題が無いから」で建築許可が出たのでしょう。

安曇野に何を残し、
何を作り、
何を受け入れていくのか・・・

もっと考えないと。

天気が良いと背後に常念岳が見えるんです。


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2014年09月26日

果樹園の中の家



2009年に竣工した『果樹園の中の家』
現場の帰りに蕎麦畑越しに撮影


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2014年08月31日

安曇野市庁舎



来年、完成する『安曇野市庁舎』の市民現場見学会に参加してきました。
1階から4階までは、内装の仕上げ工事に入っているため、見ることはできず、
地下駐車場の免震構造部分と外壁の仕上げ部分のみの見学でした。
設計監理は内籐廣さんの事務所と地元の設計事務所2社のJVです。

地下駐車場部分では免震構造を見学できました。
建物の特徴として『災害に強い庁舎』を掲げているので、
免震構造を採用し、PCを使用し、耐久性のある建物を実現しています。

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外壁部分には安曇野産のヒノキ板をパネル化して貼っています。
各階ごとに建物の四周には2m巾のバルコニーを設けています。
これが外観の特徴にもなっていますが、
日射調節(庇)、外壁のメンテナンス通路及び避難経路の役目をしています。

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昨年ギャラリー間で行われた内藤さんの展覧会にあった『安曇野市庁舎』の模型です。

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2014年08月22日

民家は地方の証明書



『民家は地方の証明書』
以前勤務していた『民家の再生』を多く手掛けていた
設計事務所の所長が良く口にされていた言葉です。

古い民家は風土との深いかかわりの中から生れたため、
著しい地方色を持っているのが特徴です。
日本の各地に、特徴ある民家が数多くあります。
その外観は奇をてらったデザインではなく、気候風土や周辺環境によって
必然的に生まれた『形』をしています。

建物の形を考える時、
この『必然的に生まれた形』が理想なのですが、
それがなかなか難しいのです。



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2014年03月12日

篠原一男さんの住宅



久しぶりに『Ja』を購入。
2006年に亡くなられた建築家・篠原一男さんの特集号。
「住宅は芸術である」という名言を残した篠原さんの住宅建築の特集。
合わせて、図面集も購入。


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大学時代に購入した建築文化の特集号『モダン・ネクストへ』は今でも大切に取ってあります。

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『住宅論』という本の一文。
抽象的なる空間への私の関心は戦後住宅の代表的設計方法であった
機能主義や合理主義への反発からはじまった。
一方で私は日本建築の空間構成に関心をもち、
そのなかに中小空間として様式がひそんでいることを見出していった。


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2013年12月20日

永田昌民さん



インターネットで建築家・永田昌民さんの訃報を知りました。

住宅、それも木造住宅を主に仕事をしている自分にとっては、
永田さんの描かれる図面を常に参考にさせて頂いていました。

建築雑誌には多くの木造住宅のディテールが載っていますが、

永田さんのディテールは

わかりやすく、

無理がなく、

施工側の造りやすさ・・・も考えていらっしゃるように思います。


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私の住む安曇野でも住宅を設計されています。

ご冥福をお祈りします。
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2013年12月14日

増殖中



気になる建物が、またまた増殖中。

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2013年11月04日

松代象山地下壕跡



以前から見たいと思っていた、『松代象山地下壕』

太平洋戦争末期(昭和19年)、
本土決戦の最後の拠点として、大本営、仮皇居、政府機関等を
移す目的で軍部によって極秘のうちに、建設された地下壕。
総延長約10qの地下壕が基盤の目のように掘削されていて、その一部を見る事が出来ます。


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2013年10月18日

敷地模型



新しいプレゼン案を考える時にはまず、敷地模型を作ります。
1/100のスケールでダンボールを使って・・・
計画敷地だけではなく、出来るだけその廻りの環境も正確に作ります。
やはり、設計の拠り所は敷地環境にあると思います。
敷地模型を眺めながら、その場所にしっくりくるプランを探します。
この時が、一番楽しいかもしれません。


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2013年10月12日

気になる建物の見学



以前から気になっていた建物を見学させて頂きました。
敷地内に主屋、離れ、倉庫(物置)、納屋が配置されています。

@納屋
 コンクリートブロック造の躯体に木造の置き屋根が載っています。
 
 現在、中には古い長持ちや古文書等が保管されています。

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A主屋
 RC壁式構造の躯体の上に木造の小屋組が載っています。
 2階建てですが、小屋裏部屋(木構造)があります。
 
 外断熱とし、パッシブソーラーハウスの設計技法を取り入れ、
 南面はソーラーウィンドウと名付けられた、大開口が規則正しく並んでいます。
 他の3面(東・西・北)は必要最小限の開口ですが、
 意匠的にもとても良く考えられています。

 内部は主に、タイル貼りの床、コンクリート打ち放しの壁、
 吹き付け塗装の天井という仕上げで、
 リビング・ダイニングには造付の暖炉が設けてあります。

 建築家の自邸らしく実験的な試みも見られますが、
 細部にまでとても考えられて作られていました。
  


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設計図書まで見せて頂き、とても参考になりました。
ありがとうございました。


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2013年10月11日

高原の初秋





今日は 『蓼科の家』の施工をお願いした(株)有信建設さんと打ち合わせがあり、
久しぶりに蓼科高原に行ってきました。
蓼科高原は紅葉が始まっていました。
8月に竣工した『蓼科の家』は工事中に掘り返し、荒れてしまった地面もだいぶ落ち着いて工事前の状態に戻りつつあります。
これから紅葉し、葉が落ち一冬越せば、元の状態に戻るでしょう。
クライアントのOさんとは『蓼科の家』からSkypeでお話が出来ました。


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その後、車で30分程の富士見高原まで足をのばし、2010年に竣工した
『カラマツの森の中の家』に立ち寄りました。
こちらの別荘は竣工から3年が経過しているので、すっかり回りのカラマツの森に馴染んでいました。
また、伐採した唐松が40p程の長さに切られ、積まれていました。
今冬の薪ストーブの薪になるのでしょうか?


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ここのところのデスクワークの日々から少し解放され、高原の初秋を満喫出来ました。
また、久しぶりにカントリーキッチンのクルミレーズンパンを購入出来ました。


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2013年10月04日

見学させて頂ける事に。



以前に『気になる建物』として侘助日記に載せた建物。

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偶然にも、持ち主の方がこのブログを見てくださり、
メールをいただきました。


近いうちに、見学させて頂けることになりました。
ありがとうございます。
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2013年09月20日

模型という建築



何年かぶりに建築雑誌『ja』を購入。
『模型という建築』・・・建築家の模型特集
内藤廣さんの文章がすごく良い。

いつも気にしているのが模型のスケール感。
よい模型は、たとえそれがどんなラフなものでも、
建物の大きさをイメージすることが出来る。
建物が置かれる地形や周辺敷地との関係性を、スケール感を通して表現している。
これは、模型をつくる人の建築的なセンスにも大きく依拠している。
センスのある人のつくる模型は、どんなラフなものでも必ずスケール感を伴っている。
それさえあれば、模型はいくらでも要素を省略してよいのだ。

建築家がつくる模型は、自分のイメージを発展させるものだから、
むしろ精緻でない方がよい。
ラフであっても何事かが見出せれば、その方がよい。
さらに言えば、ラフであればあるほどよい。
それは建物を成り立たせている枢要な精神を表しているからだ。
そういう模型が作業のどこかの段階で現れた時は、よい建物ができる。
CADは確かに便利な道具だが、この点に関してはまったく役に立たない。


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2013年09月15日

安藤忠雄氏講演会



長野市のホクト文化ホールで行われた安藤忠雄さんの講演を聴講してきました。
長野道の工事渋滞(3連休で車が混むのはわかるだろうに何で?)に巻き込まれ
安曇野IC⇒長野ICまで2時間弱かかってしまった。
時間に余裕を持って出てきたので開演の14時にはぎりぎり間に合いましたが・・・

会場は超満員。
建築の講演会で、これだけ人が集まるのは安藤さんだけではないでしょうか?

安藤事務所でさえ、日本国内の仕事は少なく2割、残り8割は海外の仕事だそうです。
2020年オリンピック開催の裏話に始まり、地方都市が生き残るのには・・・
など、ユーモアを交えながらあっという間の1時間30分でした。

エネルギーを頂きました。
外見は普通の関西人なのに、あの人を引き付けるパワーはすごい。


奇しくもこの日諏訪で、伊東豊雄さんの講演会もあった様です。20130914-1.JPG     
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2013年08月24日

気になる建物



以前にもブログに載せた『気になる建物』
用途・・・不明
すごく良い。
丸太の柱を1800ピッチで建て、丸太の梁を1800ピッチで架けた片流れの建物。
久しぶりに通りかかると、折板屋根が乗っていました。
隣にまた柱が建ててあります。
一体、どんな用途に使うのか?


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2013年07月19日

色彩



 『蓼科の家』の内装はかなり思い切った色彩を使っています。
(たぶん、そう思っているのは設計士の私だけだと思いますが・・・)

今までAEP塗装の壁や天井は、白(マンセル値のN9=無彩色)以外使いませんでした。
今回は、クライアントOさんのご希望もあり、
マンセル値の5YR7/12や10Y8/4といった刺激的な有彩色を採用しています。

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そのため、色彩の参考にと、以前購入した、
ルイス・バラカン(メキシコ)
グレン・マーカット(オーストラリア)
リートフェルト(オランダ)
の作品集を見ながら、イメージを作っていきました。

昨日、現場ではAEP塗装を行っていましたが、あの空間には、似合っているように感じました。

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コンサバティブな設計(Oさんに言われたのですが・・・)から、
少しは設計の幅が広がったように思います。

でも、やはり全体的に見ると『コンサバ』ですね、私の設計は・・・
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2013年07月12日

『松くい虫の被害現状の取り組み及び材の活用』講習会



建築士会安曇野支部の幹事会の後に
『松くい虫の被害現状の取り組み及び材の活用について』の講習会に参加しました。
私の暮らす安曇野市は平成12年に赤松の松くい虫の被害が確認されてから年々、被害状況が深刻になっています。
現在、実施されている『予防』と『駆除』の現状を聞き、
その後、被害材を含めた伐採材の活用についての講習でした。
被害材を含めた伐採材の建築材料としての活用はまだ、進んでいませんが、資源の有効活用という観点からもこれからの課題だと思います。


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2013年07月11日

堀金の家





あまりの暑さの為、仕事が手につかず、車で1時間ほど出かけてきました。
途中、設計事務所勤務時に担当した『堀金の家』に立ち寄りました。
平屋の建物で庭を囲むように扇型に開いた建物です。
樹木が成長し、平屋の建物のボリュームはさらに小さく感じます。


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2013年07月08日

木造3階建て



所用で松本に行ったので、少し街をぶらぶら。

独立前に勤めていた設計事務所在籍時に設計監理をさせていただいた建物。
いずれも木造3階建ての土蔵の再生。
ひとつはジュエリーショップに
もうひとつは、飲食店に

どちらの建物も、市の区画整理事業に伴う曳移転なのですが、
別地番敷地への曳移転なので、基準法上は新築。

木造3階建て、しかも明治時代に建てられた土蔵・・・
これを現行法規に合わせて、クリアーさせるのは、大変でした。
今、考えると、よく確認申請が通ったなあと思います。
デザインをしたというより、基準法と戦ったという思い出の強い建物です。


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2013年07月07日

コンクリートブロック造



最近、型枠コンクリートブロック造の建物が気になっています。
壁(耐力壁)をCB造とし、小屋組みを木造とした建物です。


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写真は、実家の外物置
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2013年06月30日

『火の見櫓』の構造



『火の見櫓』の構造って美しい。
最近は鋼製の櫓がほとんどで、等辺山形鋼(アングル)や鋼管を用いて、
主柱材(脚)に斜材、水平材を組み合わせて造られています。

主柱材はある程度の長さ(高さ)が必要となるため、途中で分割し、リベットやボルトを用いて接合されています。

こんなに細い部材で大丈夫?と思い程・・・

でも、かえってそれが美しい。


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2013年06月26日

気になる建物



私の暮らしている安曇野市の指定史跡になっている『鳥羽館跡』
江戸時代の庄屋鳥羽氏が居住し、現在は西北の隅に土塁と堀跡が残っています。
下の写真は1992年に行われた発掘調査の写真だと思います。


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その堀跡の東側に気になる建物があります。
中庭を取り囲むように4棟の建物が建っています。


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その中でも特に魅力的な建物がこの納屋の様な建物。
コンクリートブロック造の躯体の上に木造の小屋組みが架かっていて、
納屋?の両脇には、低く抑えた軒下空間が広がっています。
又、正面のコンクリートブロックには竹のルーバーが取り付けてあります。


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2013年06月15日

気になる建築



今日は、長野市で2件の基本設計の打ち合わせ。
その合間に気になる建物を見つけました。


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清家清さんの『数学者の家』(1954)の様な
壁構造の鉄筋コンクリートのフレームの中に、木造が入り込んだような建築。


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2013年06月08日

住まい観



妻が図書館から借りてきた『暮らしの手帖』をぱらぱらと、めくっていたら
とても居心地の良さそうな住宅が載っていました。

越阪部幸子さんという建築家の自邸兼事務所です。
『工房おさかべ』という設計事務所を所沢で開いていらっしゃいます。

古い日本家屋のように軒を深くして光のトーンを抑え
人の身体感覚にあった寸法を使って設計された家が、
懐かしさと居心地の良さに繋がっているのでしょう。


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(本に載っていた写真をスキャンしたので画像が・・・)

ネットで検索したら、永田昌民さんのところで20年程設計されていたとの事。
なるほど・・・納得。
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2013年04月04日

内藤廣 言葉のかけら



『内藤廣の建築1992-2004素形から素景へ』を購入した。

内藤廣さんは共感できる建築家の一人です。
海の博物館(三重県鳥羽市)
安曇野ちひろ美術館(長野県松川村)
牧野富太郎記念館(高知県高知市)
は実際、見に行った建物です。

この作品集にも納められており、
他のまだ見ていない建築と同様に写真と図面を読み解いています。

この作品集の中で『言葉のかけら』という内藤さんのいわば、語録集が記載されています。

『建築が本当の意味での精神を宿すには、目新しさや面白さは邪魔なんですよ。』

『設計をまとめるとき、そこに迷いがないと不安になる。』

『作りたいのは、事実だけを背負った倉庫のような存在だ、と。』

いぜれも、内藤さんらしい深い言葉ですね。


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追記
現在、私の暮らしている安曇野市の新庁舎が内藤さんの設計で工事が進められています。
まだ、着工したばかりですが、今から竣工がとても楽しみです。
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2013年01月30日

諏訪大社上社



現場監理の後、ちょっと寄り道して『諏訪大社上社本宮』へ

奇祭・御柱祭りで知られ、本殿を持たない、諏訪造りという独持の様式の神社です。
この時期なので観光客はまばらでしたが、
きりっとした寒さの中、一時間ほど見て廻りました。


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中でも『布橋』と呼ばれる長い外廊下のような建物が良かった。

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近くには柳澤孝彦さんの設計された建物がありましたが、残念ながらお休みで、中には入れませんでした。

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2013年01月16日

2013年01月12日

不思議な建築



息子と外出中に見つけた建築。
直径20センチ程の丸太の柱を1間(1,820)ごとに建て、
それを丸太の桁で受け1間(1,820)ごとに丸太梁が組まれています。
この上に、片流れの屋根が乗るのでしょう。
建築途中だと思うのですが、どんな用途に使うのか?

簡素な構造の建築・・・
無駄のない建築・・・


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2012年12月03日

民家調査



安曇野市から委託されている古民家調査。
調査完了が12月末ということで、今日ようやく重い腰を上げました。
車で回るとかえって小回りが利かないので結局、主に歩いて調査しました。
それほど時間はかからないだろうと思ったのですが、甘かった。
今日は4時間ほど調査しましたが15件程しかできませんでした。
担当エリアには50件ほどあると予想されるので、後4日程かかりそうです。


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2012年10月24日

諏訪大社下社秋宮



諏訪大社下社秋宮に寄ってきました。
諏訪といえば『御柱』祭が有名です。
神社とか寺院にはとても魅かれるものがあります。
どっしりとして、大きな屋根の架かった『動かない』建築。


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息子の名前と同じ。

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2012年10月16日

『免震装置』見学会



昭和42年に建築された長野県庁の
免震工事の現場を見学しました。
既存の柱52本を地下1階部分で補強、切断し免震装置を設置する工事です。
平成23年から3年掛りの工事で
大地震後も構造補修不要で機能維持できる構造体にする事が求められています。


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2012年08月25日

安曇野市民家調査



私の暮らしている安曇野市は本年度、市全域で古民家調査を実施します。
所属する長野県建築士会安曇野支部が市から依頼され調査を行います。
本棟造りや茅葺屋根の『古民家』から築50年程度の建物までをリストアップしていきます。
道祖神や屋敷林と並んで『古民家』は安曇野を象徴する歴史遺産なのでこれを調査することは、
まちづくりを検討する際の基礎資料にもなると思います。

私も、調査員の一員となりましたので、調査の際はご協力をお願いいたします。


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2012年07月28日

土に還る素材



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土に還る素材は朽ちても美しい。
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2012年07月04日

良い建築をまねること



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2008年に竣工した『Mさんの家』
設計中から工事監理中に参考にと何回か見に行った建物があります。


新宿区・中井にある『林 芙美子記念館』です。
山口文像さんが設計された住宅で現在は記念館になっています。
設計のヒントがあちこちにあり、参考にさせていただいた建築です。


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2012年06月28日

安曇野ちひろ美術館



もう何回も訪れている『安曇野ちひろ美術館』(内藤 廣さん設計)
開口部に使われている木製サッシの納め方を見るために。
雑誌に載っている詳細図を見るよりも、実際の建築を自分の眼で見るほうがはるかに勉強になります。


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2012年06月21日

スタジオ・ムンバイ展



久しぶりに、行ってみたいと思う展覧会があります。

ギャラリー・間で7月12日から開催される『スタジオ・ムンバイ展』です。
インドで活躍する、ビジョン・ジェイン氏。

インドに伝わる伝統的な技術を用い、文化風土を取り込みながら、豊かな質感と空間性を持った建築を作っています。

活動の様子から、施工者(様々な業種の職人)との人的ネットワークをとても大切にしていることがうかがえます。

願わくば、実際の建築を見てみたい。


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2012年06月17日

蔵久



『蔵久(くらきゅう)』は松本で花林糖を製造販売している食品会社が、花林糖の販売や軽食を提供するために安曇野の民家を再生した建物です。
東京の橋本夕紀夫デザインスタジオさんが設計監理をした建物ですが、
以前勤務していた設計事務所にも設計の相談があり、測量をした経緯があります。

再生の手法にもいろいろなやり方があり、参考になります。

本棟造りの主屋を9つの蔵と座敷林が囲んでいて、建物全体が有形登録文化財になっています。
建物の単なる保存ではなく、商業建築として上手に活用されている点に好感が持てます。



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天候の回復した午後、2時間ほどコーヒーを飲みながら、ゆっくりとした時間を過ごしました。
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気になる建築



午後から天候も回復したので、2時間ほど自転車でふらふらと
以前から気になっていた建物。
何かのアトリエ?
外観のプロポーションが自分好み。
開口部と取り方とサッシの納め方が良い。


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