『小谷の家T 2015』
鉄骨造4階建ての住宅約70坪のリノベーションと一部12坪の木造での増築です。
比較的余裕のある間取りなのでいろいろな可能性を検討しました。

1階部分は6畳×二間の和室を板貼りにし、
1階から2階への屋外階段を納戸にリノベーション。
2階部分は新たに親世帯の住まい(土縁・和室・寝室・クローゼット等)を木造で増築。
増築部分は積雪の事(2m程度)も考慮して片流れの屋根とし、
雪が滑りやすい塗装のガルバリウム鋼板の屋根を採用しています。

子世帯と共有のLDKと水廻りをリノベーション。
共有のLDKは30畳の広さがあり、天井高も2.7mと高めにしています。
製作した長さ3m×奥行1mのアイランドキッチンが中心に置かれています。
今まで使いずらかった水廻り動線を一新し、
さらに増築した親世帯の住まいとも繋げています。



3階部分は子世帯の住まい(寝室、クローゼット、個室×2と専用の水回り)にリノベーション。
4階ロフト部分は上がりやすい階段を新設し
今まで収納スペースだった空間を将来2部屋に分割できるような間取りにリノベーション。

暖房は灯油熱源の温水床暖房と一部パネルヒーターを採用しています。
リノベーションの仕事は現場対応が多くなりますが、
「今までの暮らし方をこんな風に変えたい」と言う
しっかりしたコンセプトがあれば大きな効果があります。