築40年になる妻の実家、九州・小倉のマンションのリノベーション
2015年に完成しました。
古くなった水廻りを一新し
玄関、寝室、LDKを直しました。
九州の暑さは信州とは違い、湿気の多い蒸し暑さです。
猛暑をしのぐには冷房を利かせるのが手取り早いですが、
過度な使用は避けたいものです。
エアコンの無かった時代の日本の夏は、
家を衣替えするように障子戸や襖(ふすま)を、
竹ひごなどを組み風通しをよくした簾戸(すど)に置き換え涼を求めていました。
『小倉の家』では暑さ対策に、伝統の工夫を取り入れています。
リビング・ダイニングとキッチンは
風通しと、間仕切りを考慮して簾戸を使って仕切っています。



簾戸(すど)
「夏障子」「葭障子(よししょうじ)」とも言われ、
簾(すだれ)をはめこんた建具の総称
簾には、萩・葦・竹ヒゴなどの自然素材を使います。