以前から気になっていた建物を見学させて頂きました。
敷地内に主屋、離れ、倉庫(物置)、納屋が配置されています。
@納屋
コンクリートブロック造の躯体に木造の置き屋根が載っています。
現在、中には古い長持ちや古文書等が保管されています。

A主屋
RC壁式構造の躯体の上に木造の小屋組が載っています。
2階建てですが、小屋裏部屋(木構造)があります。
外断熱とし、パッシブソーラーハウスの設計技法を取り入れ、
南面はソーラーウィンドウと名付けられた、大開口が規則正しく並んでいます。
他の3面(東・西・北)は必要最小限の開口ですが、
意匠的にもとても良く考えられています。
内部は主に、タイル貼りの床、コンクリート打ち放しの壁、
吹き付け塗装の天井という仕上げで、
リビング・ダイニングには造付の暖炉が設けてあります。
建築家の自邸らしく実験的な試みも見られますが、
細部にまでとても考えられて作られていました。
設計図書まで見せて頂き、とても参考になりました。
ありがとうございました。