長野県池田町の『北安曇の家』の民家再生の外観です。
新潟県の谷浜にあった茅葺きの民家を解体し、移築再生したものです。
雪深い地方にある民家なので柱や梁(鉄砲梁)はしっかりした材を使っていました。
人が住まなくなった民家を一軒でも後世に残したいというクライアントのAさんのご希望もあり、
民家の移築再生という方法をとりました。
@移築前・谷浜にあった茅葺きの民家。冬は2mくらいの積雪になることも。
A解体時の写真・移築後に部材の位置がわかるように、
柱と梁に番付けを付けながら、解体していきます
B解体後、長野県小谷村にある工務店に運ばれた、柱と梁。
こびりついていた煤を薬品を使って落とします。
C移築後の外観 2006年竣工
屋根:銅板葺き(茅葺きのボリュームは残しています)
外壁:土壁中塗り仕上げ
腰 :杉押縁下見板貼り
開口部:木製サッシ(共和木工)・木製建具
基礎 :ベタ基礎