松本市島内の『島内の民家再生』の工事過程です。
@既存建物の解体
この工事では壁は全て取り壊し、木造の骨組みのみにしています。
やり方によっては既存壁を残す場合もあります。
民家の弱点は基礎周りと言われるように、
土台部分と土台に近い柱下部は痛んで使えない場合があります。
A土台を入れ替えるために骨組みごとジャッキアップして持ち上げます。
その後、土台や柱を入れ替えたり、新規で柱を建てたりします。
B基礎を打つための防湿シートと鉄筋の施工。
この場合はベタ基礎を選択しました。
C床組みが出来た段階で、根太間に断熱材を入れ、
主暖房である灯油熱源の床暖パネルを敷きこみます。
Dすすで黒くなった古材のほか、
必要なところに新材(写真の白木の部分)を入れて空間を造っていきます。
E木部が出来た後、壁下地のボードを貼り、ここからは新築と同様の工程になります。