松本市島内の『島内の民家再生』の内部・その(2)です。
リビング(再生前はオエ)・土縁(再生前は上オエ)です。
この本棟の民家は東西方向に3部屋×南北方向に3部屋=9部屋で構成されています。
その真ん中の部屋は『オエ』と呼ばれています。
真ん中の部屋なので採光が取りにくく、
各部屋への通り道になってしまっている事が多い部屋です。
空間的にはちょうど建物の真中にあるので、吹き抜けにすればダイナミックな空間に生まれ変わります。
今回は、天井が張られていた『オエ』部分の天井を取り除き、小屋組みを見せた吹き抜けのあるリビングにしました。
また天窓を設けて採光も確保しました。
リビング
床:ナラフローリング(床暖房)
壁:漆喰塗り
天井:AEP塗装 構造材現し
木部はオイルステイン塗装
オエの南側の『上オエ』と呼ばれた畳敷だった部屋は、リビングと同様に床を板貼りとし、一部を土縁(土足で上がれる空間)としました。
また南側に大きな開口部を設けて、採光がリビングにも届くようにしています。
土縁
床:ナラフローリング(床暖房) 敷瓦タイル
壁:漆喰塗
天井:AEP塗装 構造材現し
木部はオイルステイン塗装