実施設計中の『屋敷林のある家・三期工事・書庫』
1.痛みの激しい建物を解体して、書庫・書斎を新築
2.書庫と古い2階建ての蚕室を繋げて、屋根を架け直し、
その下に蚕室の地下に下りる『ムロ』への石積の階段と書庫から使える
収納スペースを増築

既存建物との取り合いや、既存の丸太梁を転用するので、
既存建物の測量が必要になります。
実測測量図で検討しながら高さ関係を検討するので、矩計図に時間がかかります。

現在ある建物を生かしながら、そこに新しい建物を付け加える作業・・・
独立前に勤務していた設計事務所で担当した『民家の再生』の仕事
『古い建物に聞き従う姿勢=己を殺して相手を立てる姿勢が大切だ』
と教わりました。
今回は本格的な再生ではありませんが、
周りの古い建物と調和させ、生かしながら、実施設計を進めています。
解体工事は12月16日頃から始めます。