『屋敷林のある家』の三期工事として
計画していた書庫・書斎の基本設計がまとまりました。
今回の三期工事では敷地の北側に東西に並ぶ付属屋の中で痛みの激しい
『ひきやば』と『きぐらや』を解体し、書庫と書斎を計画しました。
仕事柄、蔵書の多いクライアントのMさんの為の空間です。
平屋建て・4間×2.5間=10坪の空間に、南側に縁側を設けます。
将来、違った使用方法も考えられるので、10坪のワンルールスペースとしています。
化粧で見せる小屋梁は、解体した建物の丸太梁を転用します。

付属屋の一番西側には2階建ての蚕室があり、地下には立派な『ムロ』があります。
今回、地下にある『ムロ』に下りる階段スペースにかかる屋根も傷みが激しいので
架け直す計画です。
蚕室は最低限の補修にとどめます。


年内に実施図面を描き、解体まで終わらせる予定です。
2020年、3月中旬の完成予定です。