『和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術』
が無形文化遺産に登録されるそうです。
住宅で使われる和紙と言えば、『障子』紙
昔の家にはたくさんの障子が有りました。
最近の家は和室を作らないこともあり、障子の使用が減っています。
設計工房 悠では比較的『和紙=障子』を使います。
障子は和室に限らす、カーテンの代わりとして板貼りの空間にも良く似合います。


障子紙は光の透過率が40%から50%といわれています。
ガラスのような透明なものと、壁などの遮断物の中間にあり、
日当りのあたたかい感じを残しつつ、
直射日光を適度に遮ります。また、断熱効果も有ります。
障子に差し込んだ光は、各方向に拡散してどの方向から見ても均一に美しく明るく見え、
室内全体を同じ明るさで、やさしくつつみこみます。
和紙という手仕事が継承されにくくなった今、今回の登録をきっかけに、
日本の伝統的な和紙文化、手仕事が見直され、
住宅にも和紙がもっと使われるようになればうれしいものです。