『屋敷林のある家・書庫』竣工しました。
一期工事(離れのリノベーション)、
二期工事(主屋建て替え)に続き、
三期工事では敷地の北側に東西に並ぶ付属屋の中で痛みの激しい
『ひきやば』と『きぐらや』を解体し、書庫を建てました。

↑解体前の『ひきやば』と『きぐらや』
仕事柄、蔵書の多いクライアントのMさんの為の20畳の書庫
西側の2階建蚕室の地下にあるムロへ降りる石積階段の屋根の架け直し
書庫の屋根の上には天体観測が出来る1畳分の月見台を造りました。
書庫内の仕上げは
床は唐松の無垢板・壁は構造用合板・天井はラワンベニヤ
仕上材はざっくりとした感じの質感になっています。
解体した建物の梁に使われた、古い丸太梁を転用して使っています。
また将来、他の用途に変更する可能性があるので棚等は造らずに
20畳のワンルーム空間としています。


月見台はヒバ材で造り、屋根勾配を2寸の緩勾配としたので
恐怖感は無いと思います。



外壁は全て杉の目板貼りとしました。
Mさん、完成おめでとうございます。
一期工事・二期工事に引続き施工をお願いした(株)布山工務店さん
質の高い丁寧な仕事をして頂き、ありがとうございます。
竣工写真は追ってホームページに掲載いたします。